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『リン』ってどんな栄養素?

今日はリンについてのお話です。
リンってどんな栄養素?
というご質問をたくさんいただきましたので、Q&Aという形でご紹介していきますね。

リンって、加工食品の添加物に使われるため、あまり良いイメージを持っていない方も多いかもしれませんね。
でも、実は生命維持活動に欠かせない栄養素で、体の中のすべての細胞に分布しています。

ちょっと難しいのですが、一緒にQ&Aを見ていきましょう。


Q.リンという栄養素にはどんな働きがあるのですか?

oneカルシウムマグネシウムと結合して、丈夫で健康な骨や歯を作ります

twoDNAやRNAなどの核酸(細胞の中心にある核)や細胞膜を構成する成分にもなっています。

three糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促し、体を動かしたり体温を維持したりしています。

 リンは、エネルギーを蓄えているATPという物質を構成しています。
 細胞が生命活動を営む上で必要なエネルギーを作るときには、
 このATPからリンがビュンと切り離されて(音はでませんよ/笑)
 ADPという物質に変化することによって生まれます。
 こんな現象が、体のいたるところで一秒間に何回も起きて
 エネルギーを作りだしています。

 
four体液中のリン酸塩は、pH値を一定に保ち浸透圧の調整を行ったり、神経の伝達をサポートしています。


 

Q.どんな食品に多く含まれていますか?

煮干し、桜エビ、削りカツオ、卵、大豆、高野豆腐、のり、昆布、牛乳、ヨーグルトなどに多く含まれています。
この他にも広く植物性、動物性食材に含まれています。


Q.リンが少なすぎると、どのような問題が発生しますか?

骨や歯が弱くなったり筋力が低下したりします。
ただし、リンは色々な食材に含まれますので、普通の食事で不足するということは、あまり考えられないといわれています。

 

Q.リンを取りすぎると、どのような問題が発生しますか?

骨が弱くなったり腎機能の低下をもたらします。
リンが過剰になると、カルシウムの吸収が阻害されるためです。
また、リンは多くの加工食品に添加物として使われているため、過剰になりやすい傾向があるといわれています。


Q.リンとカルシウムはどのような関係ですか?

リンとカルシウムは、血液中でバランスを保って存在しています。
上記Qでも書いた通り、リンが過剰になるとカルシウムの吸収が阻害されるために、このバランスが崩れてしまいます

AAFCOの基準では、カルシウム1~2に対して、リン1のバランスで摂取するのが効果的といわれています。

 

Q. ペットたちが口にする加工食品に添加されるリンはどのように表示されていますか?

ピロリン酸鉄リン酸塩ピロリン酸ナトリウムなどと表示されています。
また、pH調整剤と表示されるものの中にリン酸塩が含まれることも多いようです。

買い物の際に、こんなところをちょっと気にして見てみるのもいいかもしれませんね。


さて、過剰症やカルシウムとのバランスなどについて触れたことで、
何か不安を感じた方はいらっしゃいませんか?

リンを多く含む食材を見ると、同時にカルシウムを多く含む食材でもあります
ね。

また、
◆リンの含有量が多く、カルシウムが少ない食材
◆リンの含有量が少なく、カルシウムが多い食材

などありますので、色々な食材を使うことで、自然とバランスがとれてきます。
大切なことは、
一つの食材や栄養素にこだわらず、普段から色々な食材を取り入れること。

もちろん、水分たっぷりの食事をすることで、過剰なミネラルも体の外に排出することができますね。

 

(文章:上住インストラクター
上住インストラクターのブログを見てみたい方はこちら!→「幸せのテーブル

 
 

ペット食育協会 HP:http://apna.jp/

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