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魚に含まれる脂肪酸のチカラ 〜EPA&DHA〜

それでは今回はアジなどの青魚に含まれる

「DHA」「EPA 」という栄養素の疑問にお答えいたします。

 

Q1.EPADHAは同じものですか?

どちらも、青魚の脂に多く含まれている
「多価不飽和脂肪酸」
と呼ばれている栄養素です。

化学構造式上でいえば、
EPAはDHAの前駆物質
と思っていただければよいでしょう。

そのため、作用的にも似ている点が多くあります。

 

Q2.EPA/DHAは何の略ですか?

EPA → エイコサペンタエン酸(Eicosapentaenoic  acid)の略です。
DHA → ドコサヘキサエン酸(Docosahexaenoic  acid)の略です。

 

Q3.EPA/DHAにはどんな働きがありますか?

血液の流れをよくし、
老化防止・動脈硬化などを予防するという共通する効果もありますが、
それぞれが得意とする分野もあります。

共通した特徴として
「血液の流れがよくなる(血液がサラサラになる)」
といわれています。

これは、
DHAEPAを摂取すると、体内で代謝され、
エイコサノイド
というホルモンに似た作用をする物質がつくられます

 

【EPAから生じるエイコサノイド】

 血小板中では血小板凝集を抑制する働きを持つ
 「トロンボキサンA3」になり、

 血管壁では血小板凝集を抑制する働きを持つ
 「プロスタグランディンI3」になります。

【DHAから生じるエイコサノイド】 

 弱い血小板凝集作用を有する
 「トロンボキサンA3」になり、

 強力な血小板凝集作用のある
 「トロンポキサンA2」の生成をコントロールすることで、
 血小板凝集を防ぎます。
 (A3の生成が増えると、A2の生成が抑えられるという
  相互作用があります)


血管壁のプロスタグランディンI3と、
血小板内でできるトロンボキサンA2A3の相互作用によって、
血液内の血小板凝集を抑え、血液の粘り気を少なくします。

 

結果として、
血管が詰まって起きる心筋梗塞脳血管などの
血管病の予防や治療に役立つと考えられています。

 
この生体内での現象が、

俗に 

血液がサラサラになる」と表現されています。


※ 血液が固まって血栓ができるのを予防する
  作用については、摂りすぎに注意が必要です。
  出血時に必要な血液凝固作用が低下し、
  血が止まらなくなることが考えられるからです。
 
  ただし、
  通常の食品でとる場合はほとんど心配ありません。

 

 
DHAは脳と神経に多く含まれ、
脳の栄養」ともいわれています。

脳の機能を高めて神経を活性化し、老化予防の効果もあります。
また、人では、妊娠/出産、胎児への影響も研究されています。


※ 胎児は、母親の胎内にいるときから
  様々な栄養を胎盤を通じて摂取しています。

  妊婦がDHAを摂取すると、
  妊婦の血液中に増えた
DHAが胎盤を通して胎児の脳に到達し、
  脳の発達を助けると考えられます、

  脳には約140億個の神経細胞がありますが、
  これは胎児の時期に完成します。
  妊娠中にDHAを多く摂ることで、
  胎児の脳の発達に効果を発揮することが報告されています。

 

Q4.EPA/DHAを多く含む食材は何ですか?

あじ、いわし、さば、かつお、さんま、マグロなど
青い背の魚に多く含まれています。

特にアジにはグルタミン酸などの旨味成分がたっぷり含まれている為、
お魚が苦手な子も喜んで食べてくれるかもしれません^^

 


Q5.EPA/DHAを摂取する際、気をつけることはありますか?

DHAEPAの脂(不飽和脂肪酸)は酸化しやすいため
鮮度のいい生のお魚や脂ののった旬のお魚を食べるのが
一番効果的です。

魚を煮てあげるときは、
煮汁にも栄養分が流れ出ているので
煮汁も一緒にあげましょう。

火を通したお魚の骨は固いので、
火を通したときには骨はとってあげましょう。

 

 

(文章:福田政美インストラクター

 

 

ペット食育協会 HP:http://apna.jp/

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