« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

毎日摂りたい食物繊維! 実はとても優れモノなんです。

みなさま、こんにちは。

今日は「食物繊維」についてのお話です。

食物繊維といえば、ダイエット便秘解消!という効果で有名ですね。
消化酵素で分解できない成分を総称して【食物繊維】といいます。

消化吸収されないので、
エネルギー源になったり身体成分として利用されるものではありませんが、
体内でいろいろな働きをして、多くの疾患の予防にも役立つ優れものなので
5大栄養素に次ぐ「第6の栄養素」として注目されています。

それではQ&Aに移りましょう。


Q.食物繊維の種類と、それぞれの違いを教えてください。

食物繊維は、水に溶けるか溶けないかで2つに分類されます。

水溶性食物繊維・・・水に溶ける食物繊維

 海藻類・果物・コンニャクなどに含まれるアルギン酸・ペクチン・マンナンなど

●不溶性食物繊維・・・水に溶けない食物繊維

 ゴボウ・サツマイモなどの野菜、豆類、キノコ類に含まれるセルロース・

 ヘミセルロース・不溶性ペクチン・リグニン・イヌリン・キチンなど

 

Q.食物繊維は吸収されない栄養素とききましたが、体内に吸収されずにどのように働くのですか。

水溶性食物繊維は、水に溶けるからといって体内に吸収されることなく、
粘度の高い半固形状(ゲル状)になってゆっくりと腸内を移動します。

 一緒に摂取した食品の移動も緩やかになって小腸での栄養吸収を和らげ、
 糖の吸収速度が遅くなるので、血糖値の急な上昇を抑えます。
 また、腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やすので、腸内環境を整え、
 良好に保つことができます。

不溶性食物繊維は、水に溶けることなくそのまま腸まで達します。

 その間に、胃や腸内といった消化器官でたくさんの水分を吸収して
 最初の大きさの何倍〜何十倍にも膨れ上がるので、便のかさが増します。
 それにより腸を刺激し、腸の蠕動運動が活発にさせることで
 便通をサポートします。

 

Q.水溶性食物繊維を摂取する事によるメリットは?

・血中コレステロールを減少させる働きにより、
 動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます。

・糖の吸収速度が遅くなることで、血糖値の急上昇を抑制する働きにより
 糖尿病の予防にも効果を発揮します。

 

Q.不溶性食物繊維を摂取する事によるメリットは?

・腸内にたまった老廃物を吸着して体外へ押し出す働きがあるので、
 腸に有害物質が溜まる事で罹るリスクが高まる
 大腸疾患などの病気の予防にもなります。

・食事中の食物繊維の割合を増やすと、
 食事全体のエネルギー量が減るのでダイエットに効果があります。

 さらに、消化されずに膨らむので満腹感があり、
 食べ過ぎを防ぐので体重管理にも役立ちます。

 

Q.食物繊維を摂取する事によるデメリットがあれば教えてください。

身体が健康な状態の場合、
通常の食事で食物繊維の摂り過ぎになることはほとんどありませんが、
大量に摂ることで出てくるデメリットがあります。

・大量に摂ると下痢を起こす場合もあります。

・カルシウムや鉄などを吸着する性質もあるため、
 摂りすぎるとミネラル不足になることがあります。

・それ自体に香りや味がないため、
 食事中の食物繊維の割合が増えると嗜好性が落ちます。

・もともと胃腸が弱い場合、
 大量の食物繊維はかえって胃腸への刺激になるので、
 食物繊維を多く含む食材などは適量を細かく刻む、柔らかく煮るなど、
 工夫をしながら使う事をお勧めします。

 

Q.食物繊維を摂取する際に、注意した方が良い食べ合わせやお勧めの食べ合わせなどはありますか?

・食物繊維の効果を生かすには、充分な水分が必要です。
 水分をたっぷり含んだ食事を摂るようにしましょう。

・ダイエット中などで、長期にわたって食物繊維の多い食事になる場合や、
 サプリメントなどで食物繊維を摂取している場合、カルシウムなどの
 ミネラルを多く含んだ食材も一緒に摂るようにしましょう。

・腸内細菌が乱れた事による下痢をしたあとは、
 食物繊維を多く含む食材と、
 ヨーグルトなど乳酸菌を多く含む発酵食品を一緒に摂ると、
 乱れた腸内環境が整いやすくなることもありお勧めです。

 

Q.老犬・老猫に食物繊維はどうでしょうか?

老犬老猫に多い「便秘」の解消に役立つ事もあります。
便のカサが増して便通がよくなる上、柔らかい便になるので、
力まずに排便できます。

(ただし、重度な便秘/病的な便秘など、便のかさが増す事で
 症状が悪化する可能性がある場合などのように
 食物繊維の積極的な摂取は控えた方が良い場合もあります)

食べる量が減ってきたら、エネルギー源になる栄養素を効果的に摂るため
便通の具合を観察しながら
食物繊維の割合を少し減らしてみるのもよいでしょう。

 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

【食物繊維】は、腸内環境を良好に保ち、
様々な疾患を予防して健康を保つためにも、
毎日積極的に摂りたいもののひとつです。

「肌は腸の鏡」などとも言われるように、腸内環境は肌の状態も左右します。
便通を良くして老廃物を溜めないようにすることで良好な腸内環境を保ち、
ペットはもちろん、私たち飼い主の美肌も保っていきましょう。

そしてもうすぐ冬がきます。
寒くなると代謝も落ちやすくなり、体に溜まった有害物質なども
出ていきにくくなります。
今のうちに腸のお掃除をして腸内環境を整え、
不要な物が溜まりにくい身体作りをしておきましょう。

根菜類・葉野菜・芋類・豆類・海藻類・キノコ類のほか、果物や穀物など
食物繊維を含む食材はたくさんあります。
いろいろな食材からバランスよく摂取できるといいですね。

 

(文章:寺内さと子インストラクター)

 
 

ペット食育協会 HP:http://apna.jp/


|

秋にはおイモのビタミンC(アスコルビン酸)

昨今、
新型インフルエンザの流行が大変気になるところではありますが、
今日はこれから冬にかけての風邪が流行する前に
是非知っておいたら得をするビタミンCのご紹介です。

 

 
Q.ビタミンCは、体のどのような作用に関与するビタミンですか。

女性にビタミンCは何に作用する?
と聞くと多分一番に思い浮かべるのは

「しみの予防?」

と思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

 
犬猫の場合はその点、被毛に覆われていることが多いので、
しみの予防よりも多分重要なのはコラーゲン形成免疫機能を高めたり
抗酸化作用ではないかと思います。

 
免疫機能を高めてくれることにより、風邪の予防に役立ちます。
体に入ったウィルスの活動も防ぐ役目を果たすとも言われております。
ビタミンEとタッグを組むと最強の抗酸化作用が生まれます。

また、コラーゲン形成に必要なビタミンCが不足すると
壊血病という病気になることがあります。

 


Q.ビタミンCが不足して起こる壊血病とはどのような病気ですか。

人間界でのお話ですが…

 16世紀から18世紀の大航海時代の帆舟による長期航海では
 多くの乗組員が原因不明の病気の為に命を落としたそうです。

 全身から血を噴出しあまりにも多くの死者が出たので
 海賊以上に恐れられたそうです。

 その当時、
 これがビタミンC不足による壊血病だとは知る由もなかったようです。

 長期の航海で新鮮なお野菜や果物を調達するのは
 この当時では難しかったことが原因だったようです。

  
組織細胞や血管、筋肉、歯肉などの形成や修復に必要な
コラーゲンを形成するのに必要なビタミンC
ですから、
不足すると細胞組織が破壊されてあらゆるところから出血し、
歯肉からの出血や、あらゆる場所で内出血がみられるようになったりします。

 

Q.ビタミンCはどのような食材にたくさん含まれていますか。

ビタミンCといえば…
真先にレモンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
果物の中でも特に柑橘系の果物に多く含まれています。

それからお野菜です。

特に緑黄色野菜に多く含まれています。
そして、
じゃがいもやさつまいもにもビタミンCは多く含まれています。


 

Q.ビタミンCはどのような環境で不足してしまう(消費されてしまう)のですか。

ストレスを感じると
「抗ストレスホルモン」と呼ばれる副腎皮質ホルモンを作られるのですが、
その時に
ビタミンCが原料となって副腎皮質ホルモンが作られます。

ですから、人間だけでなく犬や猫もストレス社会となっておりますので
ストレスにより体内のビタミンCはどんどん消費されていきます。

 
また、風邪をひいていても消費されます。

風邪をひくと免疫細胞を活性化し、
ウイルスや細菌などを不活性化する作用を持っていると言われております。

それはどういうことかと申しますと、
白血球を活発化させ免疫力を高めるとともに
自らもウィルスに攻撃をしかけるのです。

ですから、風邪を引いている時などは
ビタミンCが密かに活躍してくれていると思われます。

 


Q.犬や猫はビタミンCを合成出来ると聞きましたが、その場合、食物からビタミンCを摂取する必要はないのでしょうか。

ビタミンCを人間は合成できませんが、
犬や猫は合成できます。

しかしながら先程も記述しましたように、
ストレスを感じたりすることにより消費されますので、

・ストレスが多かったり

・風邪を引いていたり

すると、合成するだけでは足りなくなる場合もあるかもしれません。

それに、万が一摂取しすぎたとしても 水溶性ビタミンですから
体内で活用できなかったビタミンCは尿として排泄されます。

それらを総合的に考えると、
単純に摂取する必要がないとは言い切れなくなります。


 

Q.ビタミンCは熱に弱いと聞きましたが、効果的な摂取の方法はありますか。

ビタミンCは

・熱に弱く

また、
・水溶性なので水にも溶けやすく

そして、
・空気に触れること

で失われやすくなります。

 
効果的な摂取は、やはり柑橘系のくだものなどを
そのままおやつとして与えるとか
生野菜を取り入れるという方法も有効かと思います。

また、空気に触れる時間も少なくするために保存方法も工夫したり、
果物も切ったものはすぐに与えるようにするなど
与え方一つでも効果的にビタミンCを摂取できると思います。

しかしながら
もう一つ覚えておいてほしいのは

【じゃがいも】と【さつまいも】です。

【じゃがいも】や【さつまいも】に含まれるビタミンCは比較的熱に強く、
加熱しても壊れにくいと言われています。

ほうれん草を3分茹でるとビタミンCは半分以下になりますが、
じゃがいもを水煮してもビタミンCは6割も残るそうです。
ですから、じゃがいもやさつまいもを有効活用するというのも
覚えておくといいかもしれません。

秋はおイモの美味しい季節ですから、是非ご活用下さい。

 
 

(文章:富田悦子インストラクター

 

富田インストラクターのHPはコチラからどうぞ♪ 
 → ペットシッター・ラブペット
   ペットとメディカルアロマテラピー


 

ペット食育協会 HP:http://apna.jp/

|

発達のビタミン、お肌のビタミン〜「ビタミンB2」

今回は、
さんまにも多く含まれているビタミンB2のお話です。

Q.ビタミンB2は、体のどのような作用に関与するビタミンですか。

 

1.成長を促進し、細胞の再生などにかかわります

    「発達のビタミン」とも呼ばれています。
    成長期の子供が十分に摂取できなかった場合、
    成長障害を引き起こします。

 2.健康な皮膚、粘膜、爪、髪を作ります

    不足により、ニキビや肌荒れ、湿疹、皮膚炎などが起こります。
    ビタミンB2が「お肌のビタミン」と言われるのはこのためです。
    美肌のためには欠かせないビタミンなのですね。

 目の充血、眼精疲労を軽減させます
    白内障予防にも役立ちます。

 そのほかに、
 ●過酸化脂質という物質を取り除くために働く
 ●肝臓の働きを活発にし、解毒作用や薬物の代謝に効果がある

  などがあります。

 

Q.ビタミンB2が欠乏すると口内炎になると聞きましたがどうしてですか。

 口内炎ができる要因として。
 ●過労、睡眠不足などによる体力低下
 ●口内の細菌やウイルスによるもの
 ●口内の粘膜を噛んでしまったり、やけどなどの物質的刺激によるもの

 などがあります。

  ビタミンB2が欠乏すると
  口内炎になりやすいといわれているのには、

  ビタミンB2が不足する事によって
  口腔内の粘膜や皮膚が健全に再生する働きが弱まり、
  結果口腔内が過敏でただれやすい環境になってしまうため、

  このような環境の時にちょっとした刺激で粘膜に傷がつくと、
  粘膜の治りが悪く、口内炎ができやすくなります。

 

Q.ビタミンB2とビタミンB1はどちらもエネルギー代謝に関わっていると聞きましたが、B1およびB2にはどのような違いがあるのですか。

 ●ビタミンB1は、
  でんぷんなどの炭水化物を分解してエネルギーに変えます。
 
 ●ビタミンB2
は、
  脂質、糖質、タンパク質を分解してエネルギーに変えます。

 たとえば、
 ダイエット効果などで何を代謝したいかと考えたときに、

 ●炭水化物中の糖質を代謝したいときにはビタミンB1を。 

 ●脂っこい食品を食べたあとに、脂肪の代謝を促したいときにはビタミンB2を。

 というのは、いかがでしょうか?

 もちろん、ビタミンB1ビタミンB2を摂っただけでは
 必ずダイエットできるわけではありませんけどね。


Q.ビタミンB2はどのような環境で不足してしまう(消費されてしまう)のですか。

 ●アルコールが好きな人。
 ●激しい運動をする人。
 ●妊婦、授乳中の人。
 

 などは、体内での消費量が増えるので、不足しやすいといわれています。

 また、多量の抗生物質や精神安定剤、副腎ホルモンなどを長期間服用した場合、
 薬の作用によってビタミンB2の働きが阻害され、欠乏することがあります。


Q.ビタミンB2は何の食品にたくさん含まれていますか。

 動物性のビタミンA(レチノール)の豊富なものに多く含まれています。

 

 豚肉、牛肉のレバー。うなぎ。卵黄。マコガレイ。ズワイガニ。牛乳など。

 

 魚の皮にも多く含まれていて、
 平均すると、
 身の2・3倍も皮のほうにビタミンB2が多いそうです

 
 

 植物性食品では、納豆に豊富に含まれています。
 納豆菌によって、
 原材料の大豆よりもビタミンB2が5・6倍も増えています。

 緑黄色野菜、きのこにも多く含まれています。

 

Q.ビタミンB2の吸収や効果に影響を与える要素があれば教えてください。

 

 ●水溶性のビタミンB2は水や煮汁に流れ出てしまうため、
  調理の際には水を最小限に抑えるようにしましょう。

  電子レンジによる加熱や、蒸す、強火で炒めるなどの調理法にしたり、
  煮汁ごと利用したりするのもいいかもしれませんね。

 

 ●体内で保存できないため、こまめに摂取することが必要です。

 ●ビタミンB2はタンパク質と一緒に取り入れると、
  効率よく摂取することができます。

 

 ●ビタミンB群は相互に補い合って働くため、
  他のビタミンB群の多い食品とともに摂ったほうが効果的です。

 
 
 
 

(文章:宮下和子インストラクター

|

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »