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2009年11月

身近な消化酵素『ジアスターゼ』の力

今回はジアスターゼと言う酵素についてですが・・・・

ジアスターゼと言う言葉よりも、
“消化酵素”と言う言葉の方が、身近に感じる言葉かもしれません。

 

ジアスターゼについて、Q&A形式で質問にお答えしていきますね。

 
 
 

Q. ジアスターゼは消化酵素と聞きましたが、どのような栄養素を何に変換する働きがありますか?

ジアスターゼは別名アミラーゼとも言われますが、
デンプンやグリコーゲンなどの炭水化物を分解し糖に変換する
働きを持つ酵素の総称をジアスターゼと言います。

 
 

Q. ジアスターゼは食品から必ず摂取しないといけない栄養素ですか。

*いいえ。

ジアスターゼは体内中にも存在しており、
主に膵臓や唾液腺から分泌されていますので、
必ずしも食品から摂取しなければならない栄養素ではありません。

ですが、
ジアスターゼは胃腸の働きを助け消化不良を解消したり
胃酸をコントロールし胃もたれや胸やけを防止したりする働きがあり、
市販の胃腸薬などにも配合されているくらいパワフルな効果を持っているので、

旬の食材から、または
粉末状の酵素パウダー、液体酵素(植物・果物・野菜由来)、
などを利用して積極的に摂取してももよいかもしれません。


Q. ジアスターゼ以外にも消化酵素はあるのですか?
その場合、どのような働きをする消化酵素があるのですか?

*はい、あります。

消化酵素は、分解される栄養素によって

●炭水化物分解酵素、
●タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)、
●脂肪分解酵素(リパーゼ)

と分けられています。


Q. ジアスターゼが含まれる食品を教えてください。

大根、蕪、山芋などはジアスターゼが多く含まれます。

定番である【焼き魚に大根おろし】と言う組み合わせですが、
大根の根には、
ジアスターゼオキシターゼと言う酵素が含まれています。

●ジアスターゼは消化を助ける働きがあり、
●オキシターゼは魚のこげなどに含まれる発ガン物質を
 中和する働きがある

と言われています。

大根おろしは、
昔から【魚の毒消し】としても重宝されていましたので
焼き魚に添えられていたのはこの為だと言います。


Q. ジアスターゼを食品から摂取する場合、効果的な調理方法などありますか?

ジアスターゼは加熱に弱く酸化しやすい為、
大根おろしなどは食べる直前におろし、生食するのが適しています。

又、山芋も唯一、生食が可能なお芋ですが、
大根おろしと同様ジアスターゼを多く含んでおり、加熱に弱いため、
生食(すりおろしなど)が適している調理法です。

 
 

Q. ジアスターゼで水飴が作れると聞きました。作り方を教えてください。

*はい。

大根に含まれるジアスターゼや、
市販の胃腸薬などを使って水飴を作ることが出来ます。

それは、
デンプンが酵素によって糖に変化すると言う過程が
水飴を作る工程と同じであるためです

今回ご紹介する水飴の作り方は、
身近なお野菜を使って作る作り方です。

【作り方】
①サツマイモの皮をむいて適度な大きさにカットし、柔らかくなるまで蒸します。
②蒸したサツマイモをつぶし、熱湯を加えていもがゆを作り、そこに大根おろしを混ぜ、発泡スチロールなどの箱に入れて保温します。5時間ほど保温すると糖化が起こるので、糖化した液をふきんなどでしぼります。
③糖化した液を、お鍋でこげつかないように煮詰めれば、水飴の完成です。


今回はジアスターゼについてをピックアップしておりますが、

お野菜やお肉、お魚と様々な食材にはまだまだ
私達が知らない未知の栄養がたっぷり含まれています。

現在知られている栄養素だけが
身体にとって影響を及ぼしているわけではないので、
好き嫌いなどをせず色々な食材を取り入れ、
未知なる栄養素の恩恵を受け、
いつまでも健康でいられるような強い身体を作っていけたらいいですね。

 

 

(文章:大森美佐子インストラクター

大森インストラクターが綴る愛犬とのブログはコチラ
愛犬といっしょにフードセラピー&ハーバルセラピー 

 

 

ペット食育協会 HP:http://apna.jp/

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『ネバネバの正体・ムチンについて』

こんにちは。

今回は「山芋」にたくさん含まれる
「ムチン」についてお話したいと思います。

ネバネバを食べると夏バテに効果的なイメージがあると思いますが
寒くなるこれからの季節もとってもオススメなんですよ〜。

では、どうぞ〜!


Q.ムチンとは何ですか?

山芋.納豆・オクラなどネバネバした食べ物に含まれる成分で、
たんぱく質と多糖類が結合した糖たんぱく質という物質です。

食べ物だけに含まれているのではなく私達の身体の中、
口腔内・腸管などの粘膜の表面を覆う粘液の主成分もムチンです。


Q.ムチンは体の中でどんな働きがあるのですか。

主に粘膜を保護する作用があると言われています。

胃の粘膜を保護し、胃炎や胃潰瘍を予防する働きや、
鼻など呼吸器の粘膜を丈夫にして
風邪などの感染症にかかりにくくする効果、などがあげられます。


Q.ムチンは免疫力を強化すると聞きましたが、本当ですか。

鼻や喉などの粘膜を丈夫にしてくれるので
ウイルス等の侵入を防ぐ効果があります。

また、
ムチンの主成分である多糖類というのは
水溶性食物繊維のため
腸内で善玉菌の餌になり(善玉菌を増やし)
悪玉菌を減らすことで細菌バランスを整え
腸内環境を改善させます。

 

 腸管粘膜には
 免疫細胞であるリンパ球が多数存在しており、
 体の免疫システムの大部分を担っています。
 そのため、腸内環境を整える事は
 免疫力を強化する事につながります。

 

以上の事から、ムチンが腸粘膜に存在することで
免疫力を強化させる事が出来ると考えられます。


Q.ムチンを含む食材を食べれば、それらの効果を期待できますか?

実はムチンは分子量が大きいため、
ムチンを含む食材を食べたとしても
体の中でムチンとしてそのまま吸収するという事が出来ないのです。

 

ですが、ムチンを摂取すると、体内でグルクロン酸が作られます。

このグルクロン酸はムチン合成時の原料になりますので、
ムチンを多く含む食材を摂取することでムチンの原料が増え、
各箇所のムチンが作られやすくなるという可能性もあります。

ですので、
せっかく摂取したムチンが無駄になってしまうということ
では無いので、安心してたくさん摂取して下さい。

 


Q.ムチンを含む食品を教えてください。

上にも少し書きましたが・・・
長芋・納豆・オクラ・あしたば・モロヘイヤ・サトイモ・なめこ・レンコン、など
ネバネバした食品に多く含まれています。
中でも納豆はかなり多くムチンを含む食品です




Q.ムチンを摂取する時に気をつける事はありますか?

ムチンは熱に弱いため、生で食べるか加熱しすぎないように注意して
調理する必要があります。
又、ムチンは水溶性なので加熱する場合は成分が外に出るため、
スープごと食べるような調理方法がオススメです。


(文章:和泉里衣子インストラクター

 
 

ペット食育協会 HP:http://apna.jp/

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