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『ネバネバの正体・ムチンについて』

こんにちは。

今回は「山芋」にたくさん含まれる
「ムチン」についてお話したいと思います。

ネバネバを食べると夏バテに効果的なイメージがあると思いますが
寒くなるこれからの季節もとってもオススメなんですよ〜。

では、どうぞ〜!


Q.ムチンとは何ですか?

山芋.納豆・オクラなどネバネバした食べ物に含まれる成分で、
たんぱく質と多糖類が結合した糖たんぱく質という物質です。

食べ物だけに含まれているのではなく私達の身体の中、
口腔内・腸管などの粘膜の表面を覆う粘液の主成分もムチンです。


Q.ムチンは体の中でどんな働きがあるのですか。

主に粘膜を保護する作用があると言われています。

胃の粘膜を保護し、胃炎や胃潰瘍を予防する働きや、
鼻など呼吸器の粘膜を丈夫にして
風邪などの感染症にかかりにくくする効果、などがあげられます。


Q.ムチンは免疫力を強化すると聞きましたが、本当ですか。

鼻や喉などの粘膜を丈夫にしてくれるので
ウイルス等の侵入を防ぐ効果があります。

また、
ムチンの主成分である多糖類というのは
水溶性食物繊維のため
腸内で善玉菌の餌になり(善玉菌を増やし)
悪玉菌を減らすことで細菌バランスを整え
腸内環境を改善させます。

 

 腸管粘膜には
 免疫細胞であるリンパ球が多数存在しており、
 体の免疫システムの大部分を担っています。
 そのため、腸内環境を整える事は
 免疫力を強化する事につながります。

 

以上の事から、ムチンが腸粘膜に存在することで
免疫力を強化させる事が出来ると考えられます。


Q.ムチンを含む食材を食べれば、それらの効果を期待できますか?

実はムチンは分子量が大きいため、
ムチンを含む食材を食べたとしても
体の中でムチンとしてそのまま吸収するという事が出来ないのです。

 

ですが、ムチンを摂取すると、体内でグルクロン酸が作られます。

このグルクロン酸はムチン合成時の原料になりますので、
ムチンを多く含む食材を摂取することでムチンの原料が増え、
各箇所のムチンが作られやすくなるという可能性もあります。

ですので、
せっかく摂取したムチンが無駄になってしまうということ
では無いので、安心してたくさん摂取して下さい。

 


Q.ムチンを含む食品を教えてください。

上にも少し書きましたが・・・
長芋・納豆・オクラ・あしたば・モロヘイヤ・サトイモ・なめこ・レンコン、など
ネバネバした食品に多く含まれています。
中でも納豆はかなり多くムチンを含む食品です




Q.ムチンを摂取する時に気をつける事はありますか?

ムチンは熱に弱いため、生で食べるか加熱しすぎないように注意して
調理する必要があります。
又、ムチンは水溶性なので加熱する場合は成分が外に出るため、
スープごと食べるような調理方法がオススメです。


(文章:和泉里衣子インストラクター

 
 

ペット食育協会 HP:http://apna.jp/

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